ちょっと気になるこどもの歯並び

気になる歯ならび

親御さんからみて気になる歯ならびは上記のような感じでしょうか。
あごの骨が柔らかい成長期に小児矯正を始めることにより、良い治療結果が得られやすいメリットがあります。治療を始める時期として適切なのは、5歳半~10歳とされています。

適切な時期って?

永久歯の前歯が生え揃う7歳前後(小学生の間)が適切です。この時期の歯並びを診ることで、将来の歯並びが予測できるからです。
適切な時期に始めることで、歯を抜かないで針金を入れずにある程度歯並びを整えることができる可能性が高まります。

プレオルソとは

マウスピース型の矯正装置です。簡易矯正という部類のもので、適応症例であれば針金のワイヤーやブラケットを使用する本格矯正と比べて安価で短い期間に矯正することができます。
ただし、本格矯正と比べて80点の歯並びを目指す矯正となります。

適応症例

開口
反対咬合
叢生など

プレオルソでは矯正できない症例もありますので、まずはご相談ください。
適応外の場合、ご希望がありましたら矯正専門医への紹介もいたします。

費用

検査・診断料
マウスピース本体・調整料 
すべて込みで6万9000円/1年間

レントゲン撮影・模型作成・写真撮影をもとにした診断を行います。
1年を通して使っていただくマウスピースを作成し、あごの成長に応じた調整料もすべて込みの価格となっております。
1年間の使用中に万が一、紛失・破損等があった場合は、残り期間によっては新調となります。
費用は2万3000円です。

1年間は調整しつつ同じマウスピースを使い続けていただきます。2年目以降、新しいマウスピースを作成する際には、同じく6万9000円かかります。

7歳からプレオルソ矯正を始めて10歳11カ月まで歯並びに適したプレオルソに新調交換していきます。最大4回予定ですが、個人の状況により増減することがあります。

プレオルソの利点・問題点

プレオルソは成人用のマウスピース矯正装置とは異なり、既製品となります。型どりの必要がなく、矯正費用も安価になります。

プレオルソを装着することにより口周りや舌の筋肉を鍛え、正常な位置に誘導します。また、口呼吸や指しゃぶりといった歯並びが悪くなってしまう習慣を治す効果も期待できます。乳歯が生えている時期から口周りの筋肉のバランスを整えることで嚙み合わせが改善し、永久歯を抜歯しなくてもよい可能性が上がります。

ワイヤー矯正と異なり自由に取り外しが可能できますので、学校や食事、歯磨きなど普段の生活を邪魔しません。そのため装着時間を守るためのセルフコントロールやご家族の協力が必要です。

正しく使えない、治療に協力的でない場合、良好な結果が望めません。

歯と顎の骨の大きさによっては永久歯が並びきらない可能性があります。

2期治療(矯正医によるワイヤー矯正)が必要となる場合があります。