あなたの笑顔を守る「予防歯科」という考え方。痛くなってからでは、遅いかもしれません。
「涙が出るほどの痛み」「28本ある大切な歯を失うリスク」――
これらからあなたを守るのが「予防歯科」です。
定期的なチェックとクリーニングを通じて、虫歯や歯周病を早期に発見・予防しましょう。
歯のお掃除とは、むし歯や歯周病、口臭の原因となる歯垢(しこう)や歯石(しせき)を取り除く処置のことです。専用の機械を使って、超音波と水の力でしっかり歯石を粉砕・除去します。歯を削る治療ではありませんのでご安心ください。
歯垢は歯ブラシで落とせますが、歯石は名前の通り「石」のように固まってしまい、歯ブラシでは取れません。特に下の前歯の裏側は歯石がつきやすい場所。舌でなぞったときに歯の境目の“溝”が感じられない場合は、すでに歯石がたまっているかもしれません。
歯ぐきの上に見える歯石は白っぽくて歯と同化しやすく、気づきにくいことも。一方、歯ぐきの中にできた歯石は茶色~黒っぽく見えるため、むし歯と勘違いされることもあります。
必要に応じて、専用の器具を使って手作業で細かい部分まで丁寧に除去します。施術は国家資格を持つ歯科衛生士が行いますので、どうぞ安心してお任せください。
保険適用で歯石除去ができます。お気軽にご相談ください。
お掃除の最後には、やわらかいゴムに専用のペーストをつけて、歯の表面を丁寧に磨き上げます。これにより、歯の表面がツルツルになり、汚れがつきにくい状態になります。
また、ペーストに含まれるモノフルオロリン酸ナトリウムが歯の再石灰化を促進し、むし歯予防にも効果的。着色汚れも落として、本来の歯の白さに近づけることができます。
痛みはほとんどありませんので、どうぞご安心ください(※痛みの感じ方には個人差があります)。
お掃除だけでなく、歯科衛生士が正しいブラッシング方法なども丁寧にご説明します。
フロスや歯間ブラシなど、あなたに合わせた適切なアイテムをお伝えします!
歯磨きに関する疑問は、お気軽にご相談ください。
たとえ毎日丁寧に歯磨きをしていても、歯石は数ヶ月で少しずつたまってしまうものです。
歯科医師や歯科衛生士自身にも磨き残しはあります!そのため、定期的にクリーニングを受けています。
年に数回の‘歯の大掃除’で健康な口腔状態を維持しましょう。
体にやさしく、見た目もきれいに。気になる銀歯、保険で白くできます
1990年頃までのむし歯治療では、「アマルガム」と呼ばれる金属の詰め物がよく使われていました。アマルガムとは、水銀と他の金属を混ぜ合わせた合金です。治療の選択肢が限られていた当時は、保険診療で広く使用されていました。
しかし、近年ではアマルガムに含まれる水銀の有害性が問題視されるようになり、現在ではほとんど使われていません。
アマルガムは長い年月をかけて少しずつお口の中で溶け出し、水銀成分が体内に蓄積される可能性があります。
以下のようなリスクが指摘されています:
現在では、コンポジットレジンという白くて目立ちにくい材料が主流です。この材料は有害性がなく、見た目も自然で審美的に優れています。
歯の色に合わせて調整できるため、どこを治療したか分からないほど自然に仕上げることができます。
「昔の治療で銀の詰め物が入っているけれど大丈夫かな?」
「体調の変化や見た目が気になる」など、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
就寝時の歯ぎしり・くいしばり対策に。保険診療でマウスピースの作製が可能です。
Q. 保険は使えますか?
A. はい、歯ぎしり・くいしばりを目的としたマウスピースは保険適用で作製できます。3割負担の方でだいたい5,000円ほどかかります。
Q. どのくらいで完成しますか?
A. 型取りから約1週間で完成します。お渡しの際に使い方をご説明します。
Q. どのくらいの期間使えますか?
A. 数カ月〜1年ほど使える方が多いですが、歯ぎしり・くいしばりが特に強い場合は破れや変形が出ることもあります。
Q. 調整は必要ですか?
A. 初めての装着から数週間使用していただいた後、フィット感や効果を確認し、必要に応じて調整します。
Q. ずっと使い続ける必要がありますか?
A. 症状の改善具合によって異なります。定期的なチェックが必要となります。
たとえ数本の歯を失っていたとしても、今ある歯を守ることは、これからの人生にとってとても大切です。
今日からでも、あなたの予防歯科を始めてみませんか?
当医院では、患者さんにできるだけ少ないご来院でケアを受けていただけるよう、1回のご来院で「歯のお掃除」が完了できるように心がけております。そのため、ご予約のお時間は最大で1時間ほどお取りしています。
もしご都合が合わなくなった場合は、他の患者さんのご案内のためにも、できるだけ早めにご連絡をお願いいたします。
※歯石の量が大量であったり、長時間チェアに座ることやお口を開けることが難しいなどの場合は、
歯科医師もしくは歯科衛生士から複数回に分けての施術をご案内する場合もあります。
どうぞご無理のないよう、心配なことがあればお話しくださいね。